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料で上甲板以下(船殼)に重点をおいたものと解されるが、前述のように‘あらかぜ’以来の実績と経緯から5083合金の板と押出形材が主構造材料である。その後、JlS規格の一部改定があり、それとの整合性並びに軽量化を図るアルミニウム合金高速艇の材料使用実績から、5086及び6NO1合金押出形材(共にπセクション)を規定することが数年前から要望されていた。平成8年1月海検81号による「高速船構造基準」のアルミニウム合金船は船体構造材料を表3.1のように規定しており、両合金の他に5456合金も加えられた。表3.2は各合金の化学成分範囲を、表3.3に特徴をそれぞれ示す。

表3.1アルミニウム合金船の船体構造材料(高速船構造基準)(1)〜(3)

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表3.2船体構造用アルミニウム合金の化学成分(JIS規格)(1)

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